議会最終日と新しいラプソディ

本日、9月議会が終了した。

尚、見政会代表の渋谷議員は本日も病気治療のため欠席された。


議員の間で賛否が分かれた議案は次の通り。


平成29年度一般会計補正予算

前回の拙ブログでも取り上げたが、


反対討論  私(大坪)


賛成討論  渡辺議員(清和クラブ)


採決(議長を除く)

賛成
渡辺議員、池山議員、佐野統康議員、小川議員、重信議員
木原議員、五十嵐議員、高橋議員、亀田議員、佐々木議員、久住議員


反対   
佐野勇議員、押野見議員、関議員、私(大坪)



欠席   渋谷議員(見政会)


賛成多数で可決



平成28年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定

反対討論  高橋議員(共産党議員団)


賛成討論  佐野統康議員(みつけ創政)


反対討論  関議員(見政会)


採決(議長を除く)


賛成
渡辺議員、池山議員、佐野統康議員、佐野勇議員、重信議員
木原議員、五十嵐議員、亀田議員、佐々木議員、久住議員



反対 
小川議員、高橋議員、押野見議員、関議員、私(大坪)



欠席    渋谷議員(見政会)


賛成多数で可決



平成28年度見附市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定

反対討論  小川議員(共産党議員団)


賛成討論  池山議員(清和クラブ)


採決(議長を除く)


賛成
渡辺議員、池山議員、佐野統康議員、佐野勇議員、重信議員、木原議員
五十嵐議員、押野見議員、関議員、亀田議員、佐々木議員、久住議員、私(大坪)



反対    
小川議員、高橋議員



欠席    渋谷議員(見政会)


賛成多数で可決



所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することを求める請願


賛成討論  高橋議員(共産党議員団)


反対討論  佐野勇議員(みつけ創政)


採決(議長を除く)


反対
池山議員、佐野統康議員、佐野勇議員、重信議員、木原議員、五十嵐議員
押野見議員、関議員、亀田議員、佐々木議員、久住議員、私(大坪)



賛成    
渡辺議員、小川議員、高橋議員



欠席    渋谷議員(見政会)


反対多数で否決



議会の最終日、採決の場面でどんでん返しのドラマは起きないが、私と関議員が反対討論を行った議案での討論は、前回よりも賛成と反対の議論が少しは噛み合ったようだ。


まがりなりにも「議会は言論の府」といわれるが、国会であれ市町村の小さな議会であれ、議論の質はともかくとしても、議論もなく「以下同文」の「事大主義」が蔓延(はびこ)るようだと、「 almost dead 」、「おまえはもう死んでいる」というケンシロウの台詞を、市民の皆様から浴びせられることにもなりかねない。

そこら辺りの本質的なことが腹に落ちない限り、「議会活性化」というお題目を何百回唱えても、税金を使って他の先進的な議会を視察したとしても、歩みは前に進まないのではないか。

だからこそ議会基本条例を作成すべしというレトリックを前向き、建設的と捉えるかどうかは意見の分かれるところだと思うが、根っこが変わらなければ表面をなぞって終わる可能性が大きいだろう。

議会基本条例は必要だが、見附市議会はまだそのフェーズに至っていないというのが個人的な見解だ。


また、今9月議会で気になったことがある。

一つは、議員の私語。

決算特別委員会では、所管の議員以外の議員は後ろの傍聴席に座っている。

手を上げて質疑をしている最中に、後ろでゴソゴソ話し声が聞こえた。

質疑に集中して発言している時だが、話し声が気になって後ろの席を振り返る場面があった。

何だよ、静かに聞いてろよ、と声に出かかったが、飲み込んだ。


議場でも同様のことがある。

国会や他の議会のように、いわゆるヤジが飛ぶことは見附市議会ではない。

その代わりに、一部の議員がモゾモゾと自席でつぶやく声が気になることがある。

いっそ、大きな声に出してヤジってくれた方が分かりやすくて、議場の発言席からヤジへの対応もできる。


何かの意図、目的があってボソボソ話しているのか、単にマナーが悪いだけなのか。

9月議会開会中に議会事務局長に申し入れたが、次回同様のことがあれば氏名を明らかにして静かにするように注意し、議事録に残させていただく。


もう一つが執行部の緊張感の欠如。

具体的に何があったのかは書かないが、執行部の一部に緊張感を欠いた場面あり、議会事務局長を通じて申し入れた。

次回、同様のことがあれば、ネットで公開放送されている委員会の最中であっても申し上げるかもしれない。



前回のブログで書いたとおり、平成28年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定に対する見政会・関議員の反対討論を掲載する。


平成28年度見附市一般会計歳入歳出決算の認定 反対討論


ただいま議題となっております議第59号 平成28年度見附市一般会計歳入・歳出決算の認定について、2款総務費、1項総務管理費、9目交通対策費にコミュニティバス車庫整備工事費として、2410万円が計上されており、私は見政会を代表して、反対の立場で討論いたします。

昨年の6月議会での一般会計補正予算、並びに今年の3月議会の一般会計予算の何れにおいても、反対討論で詳細に申し上げました。私たち見政会は、北越後観光バス株式会社が見附市に営業所と車庫を設置されることには大賛成であります。しかし、見附市が6,600万円をかけて営業所と車庫を用意されるのであれば妥当な賃料を頂くべきであると申し上げました。

さらに、市で1,900万円をかけ融雪設備を設けられた。本来であれば当然バス事業者が負担するべき運行管理者の人件費や毎月の水道光熱費までも見附市がすべて負担するということは、まるで新たに見附市に市営のバス会社ができるようなものであり、見附市の公共交通が市民の皆様から支持され、健全に発展していくためには、民間企業が培った経験やノウハウを自治体の事業に活かし、公共と民間がしっかりと連携した上で、たゆまぬ企業努力や行政の適宜・適切なバックアップと同時に、適正な経費の負担とリスクの分担が必要であると申し上げてまいりました。

北越後観光バス株式会社は平成28年度3月期の決算では、売上高7億9,700万円、経常利益2,200万円、当期純利益1,900万円と、大変立派な健全経営をされておりますが、今年の10月1日に、越後交通株式会社に吸収合併される予定と聞き及んでおります。

昨年の6月議会でも申し上げましたが、越後交通株式会社は嘗て故田中角栄先生が社長を務められたこともあり、現在では代表取締役社長は田中直紀さん、代表取締役会長は田中眞紀子さんであります。越後交通株式会社の平成29年3月期の業績は有価証券報告書によれば、連結の売上高227億400万円、経常利益8億6,900万円、当期純利益5億8,500万円で、まさしく新潟県を代表する超優良企業であります。

これほどの超優良企業に対して、なぜ、妥当な経費負担をお願いすることができないのか?なぜ、本来はバス会社が負担するべき人件費や水道光熱費まで、見附市が負担するのか?

バス会社が負担するべき経費と、必要な運行経費に対してなされる適正な補助をきちんと区別するべきであり、財政においても、企業会計においても、差し引きゼロとか、行って来い、などというルールはどこにもありません。

見附市の商工業者や農家の声にもっと耳を傾けて下さい。売上げの減少に頭を痛め、毎月の試算表と銀行の預金残高を睨みながら、資金繰りや経営に苦労されている経営者がどれほど多いことか。また、天候に左右されながらも、家族が協力して先祖伝来の田畑を必死に守り続けておられる農家のご苦労に思いを馳せて下さい。ご本人やご家族の病気や介護、子どもの進学のための教育ローン、住宅ローンなど、様々なご事情の下、生活のやりくりに頭を痛め、ご難儀されている多くの市民の声に、もっともっと耳を傾けていただきたい。

加えて、地域公共交通におけるコミュニティバスは、そもそも利用したくてもできない地域にお住まいの方が多くいらっしゃいます。市立病院や市民ギャラリーなどの市内の公共施設と同様に、利用する人もいるし、利用しない人もいる、などという視点で同列に論じるべきではありません。利用しない市民のことを、いちいち考えたらまちづくりはできない、などという「市民を見下した」考えではなく、コミュニティバスが運行していない地域の皆様にも、十分に理解して頂けるように、健全かつ持続可能な運行体制を、透明性を前提として公共と民間が連携して築き上げることが必要です。

見政会は「見附市をもっと住みよいまちにしたい」というコンセプトを軸足として、市民目線ですべての政策を論じております。当然これが、議員の、議会の本来の役割であり、反対のための反対をする会派としか認識されていない方々がおられることは、誠に残念でなりません。

最後に、地元新聞が9月21日付発刊のコラムで「議会の討論の在り方を通して、議会の活性化及び議員の説明責任」について重要なサジェッションがなされております。

見政会としては、貴重なアドバイスであるというよりも、議会運営への警鐘と受け止めております。この場をかりて地元新聞社にお礼を申し上げます。

以上、議第59号 平成28年度見附市一般会計歳入・歳出決算認定についての反対討論とさせていただきます。  
 



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話はがらりと変わります。

先週の土曜日、娘の結婚披露宴が市外の結婚式場で行われました。

式場の教会の画像をお借りしました。

img1.jpg


当日の進行やタイムスケジュールを知ったのが、式の数日前。

準備にはまったくと言っていいほど関与していなかったのですが、世の父親なんてそんなものかもしれません。

え? そんなことはない? うちだけですか?


昔の結婚式と違って今時の披露宴は仲人もなく、ある意味でパーティというかイベント的な色彩が強く、凝ったビデオによる演出が多いようです。

相当な手間暇がかかっていて、忙しい合間を縫っての準備はかなり大変だったようです。

教会での入場リハーサルは、事前にYouTubeで見ておいたので、ある程度のイメージはできていましたが…(笑)

教会での挙式からパーティ終了まで3時間半、長いような短いような時間が過ぎました。

ご列席の皆様のテーブルに伺った際には、たくさんのお祝いのお言葉や激励のお言葉を頂戴しました。


拙ブログをご覧になっている可能性はほとんどないと思いますが、お忙しい中で披露宴にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

また、今までお世話になった皆様、そして新天地で新たな出会いを頂くことになる多くの皆様、これからも若い二人を暖かく、時には厳しく見守ってくださいますようお願い申し上げます。

また、新郎のご両親をはじめご親族の皆様、これからもよろしくお願い致します。


今週末、娘夫婦は仕事の関係で関東地方に引っ越すため、これで名実ともに私と相方の二人暮らし&猫三匹となります。

無駄に広い一軒家なので、半分は空き家といっても差し支えないかもしれません。


引っ越しの手伝いが終わると、相方にどっと疲れが出ないか心配です。

そういうおまえはどうなんだと問われれば、

オーケー牧場!(古過ぎ…)

と、明るく、力強くお答えしたいと思います。



以前、拙ブログでも取り上げましたが、私の結婚披露宴のエンディングでかけたのがこの曲。

あれからウン十年、ずいぶんと歳月は流れましたが、いま聞いてもあの時の光景が蘇ります。


井上 陽水 新しいラプソディー




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決算特別委員会、終わりました

一昨日、昨日、今日、ここ三日間、決算特別委員会があり、本日終わった。

昨日は総務文教委員会、本日は産業厚生委員会、それぞれに付託された決算の審議があり、一般会計、特別会計、企業会計の採決が行われた。

昨日も今日も、概ね活発な質疑が行われたのではないか。


採決は、予算特別委員長(五十嵐議員)、議長(小泉議員)、監査委員(亀田議員)を除いた議員で行われ、結果は下記の通り。


尚、見政会代表の渋谷議員は病気治療のため欠席した。



一般会計歳入歳出決算

討論

反対討論 高橋議員(共産党議員団)

賛成討論 佐野統康議員(みつけ創政)

反対議員 関議員(見政会)

採決

賛成 渡辺議員、池山議員、佐野統康議員、佐野勇議員、重信議員、
    木原議員、佐々木議員、久住議員


反対 小川議員、高橋議員、押野見議員、関議員、私(大坪)


賛成多数で可決

私たち見政会は渋谷代表は欠席だったが、コミュニティバス車庫整備工事費として2410万円が計上されていることから反対討論を行った。

反対の趣旨、論点は昨年の6月議会、今年の3月議会と同じだが、反対討論の詳細は最終日が終わってから書きたい。



国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算

討論

反対討論 小川議員(共産党議員団)

賛成討論 池山議員(清和クラブ)

採決

賛成   渡辺議員、池山議員、佐野統康議員、佐野勇議員、重信議員、
     木原議員、押野見議員、関議員、佐々木議員、久住議員、私(大坪)

 
反対   小川議員、高橋議員

賛成多数で可決


その他の特別会計、企業会計は全会一致で可決


ところで、ミニマリズムという言葉がある。

大辞林 第三版の解説によると


ミニマリズム

建築・美術・音楽などの分野で1960年代に登場した、装飾的要素を最小限に切り詰めた簡素な形式。


一般会計決算の討論で佐野統康議員が行った賛成討論は、全体で34秒、賛成に関する要旨の部分が20秒、おそらく見附市議会始まって以来の討論の短さだったのではないか。

え、こういうのもアリなんすか?

ミニマリズムというかなんというか、シンプルで分かりやすいことこの上ないと言えなくもないが、極限まで短い賛成討論で驚かれた議員も少なくなかったのではないか。

まさか、今日、急遽、賛成討論をされることになったわけでもないんだろうが。


以下、北の国からの吉岡秀隆ふうに…

レス イズ モア…「より少ないことは、より豊かである」という意味であるわけで…

けっこう好きな言葉でもあるんだけど、それでもやっぱり議会の討論であるわけで…

討論なんて形式的で意味ないよ、なんて思ってるわけでもないんだろうけど…

もうちょっとちゃんとやろうぜ、なんて思ったりもするわけで…



さすがに議会最終日には、共産党の高橋議員及び私たち見政会の関議員の反対討論とがっちり噛み合う、白熱した賛成討論をきっちり展開して頂けるものと期待している。


まだまだ先だと思っていた娘の結婚披露宴が迫ってきた。

来週には引っ越しが控えている。

それが終わらないと、なかなか…です、はい。


北の国から'93~遥かなる大地より




1500万円寄付…どう説明するの?

一昨日、一般質問が終わった。

時間が足りなくなるのは分かっていたが、圧倒的な時間不足のうちに試合終了。

見附市の小学生、中学校1年生、2年生の皆さん、保護者の皆様、冷房設置に関して力不足で申し訳ありません。

今年は天候不順で暑い日が少なかったが、来年以降、アンケートの回答にあったような体調を崩す児童、生徒が出ないことを祈りたい。


議会での一般質問や質疑などパフォーマンスだというご意見、ご批判もある。

政治は所詮数の論理だという冷徹なご指摘もあるが、何のために選挙を経て議員になったのか、その根っこのところは忘れないようにしたい。

また、いずれ折を見て詳しく報告したいと思います。



また、本日、総務文教委員会に出席した。

今日の委員会のポイントは、以前拙ブログで取り上げた長岡市の田宮病院さんのグループが新たに4年制の看護大学を開設するに当たり、見附市として1500万円の寄付金が妥当なのかどうかを各議員がどう判断するかだ。

一般会計補正予算に債務負担行為補正として1500万円計上されていた。

財政用語で分かりにくいが、要するに平成30年度の一般会計に寄付金として予算を計上する予定です、よろしいですね皆の衆、というものだ。

出席議員から活発な質疑があり、副市長、担当課長から詳しい答弁があった。

はなから賛成の議員から質疑はなかったが、何も疑問がないというのが実に不可思議だ。


ちょっと驚いたのが、今年の3月末に田宮病院さんが市を訪問され、市長と議長が一緒に応対されたということ。

いかなる経緯か分からないが、寄付金を伴う事業への支援要請に対して、市長と議長が同じテーブルでお話をお聞きしたらしい。

最初に市長に要請があり、その後に議長応接室あたりで議長に要請されたというなら理解できるが、そうではなく同席でというところに首を傾げざるを得ない。

これのどこがおかしいの、別にいいじゃん、という議員がおられたら、なぜ地方自治体が二元代表制なのかをよくお考え頂きたい。


私たち見政会は、看護大学の必要性や設立に対して一定の支援をすることに理解はするが、1500万円という額は多すぎるとして反対討論を行った。


最初に反対討論を私が行い、賛成討論はかなり意外だったが清和クラブの渡辺美絵議員だった。


採決の結果は次の通り。

賛 成   渡辺議員、五十嵐議員、高橋議員、亀田議員

反 対   佐野勇議員、関議員、私(大坪)

賛成多数で可決された。


ご参考までに本日の反対討論を掲載する。

一部、手直ししてあるが、ほぼ原文のまま。

かなり長いので興味のある方だけお読みください。

例えば、議会最終日に賛成討論される予定の方とか…(笑)

議会最終日にどなたが賛成討論をされるかは定かではないが、1500万円という寄付の金額の妥当性について、市民の皆様が納得されるような、私たち見政会が聞いても「ほう、なるほど、それも一理ある」とうならせられるような説得力のある賛成討論が展開され、議論がしっかり噛み合うことを期待したい。

ごちゃごちゃ言わずに多数決で押し切ればいい、などと、よもやお考えではないと思うが。


平成29年9月議会 見附市一般会計補正予算 反対討論


ただいま議題となっております議第68号 見附市一般会計補正予算(第3号)につきまして、この度の補正予算の中で、債務負担行為補正として、長岡崇徳大学(仮称)に対して、平成30年度、限度額として1500万円の寄付金が計上されていることから、私は見政会として、反対の立場で討論いたします。

先月、8月21日の議員協議会において学校法人 悠久崇徳学園が新たに長岡崇徳大学を設置するに当たり、見附市から1500万円を寄付したい旨の説明がありました。学校法人 悠久崇徳学園は長岡市の田宮病院を経営する医療法人長岡崇徳会のグループである学校法人であり、現在の看護専門学校を4年制の大学として新たに開設する予定としています。

市から配付された資料にある支援要望の理由によると、中越地区には現在看護大学はないこと、見附市から通学できること、看護の人材不足が進む中で看護の中核を担う人材を育成し定着することで地域医療に貢献できること、新潟県、長岡市をはじめ近隣自治体も財政支援をする見込みであることなどから、見附市として一定の支援を行うことについては理解できるものであります。また、田宮病院をはじめとする系列の病院や施設には、見附市民だけではなく市外の親戚や知人などがお世話になっているというケースもあり、本当に感謝を申し上げる次第であります。

一方で、医療法人長岡崇徳会は田宮病院、長岡西病院、地域総合サービスセンター や保育園を二つ経営されるなど、医療、看護や介護の面でも様々なサービスを実施されております。また、その他にも社会福祉法人長岡福祉協会も運営されており、障害福祉サービス事業、特養、病院、老健等の医療・福祉事業を、長岡市地域を中心に小千谷市、燕市、東京都港区・中央区、埼玉県和光市、千葉県柏市にて事業を展開され、平成27年度の実績において、社会福祉法人長岡福祉協会の売上高は125億4100万円、従業員2,039名と、県内、県外で幅広く経営をされております。

医療法人長岡崇徳会の経営内容は存じ上げませんが、「長岡医療と福祉の里」というものがあり、医療法人崇徳会、社会福祉法人長岡福祉協会、さらに社会福祉法人長岡老人福祉協会等で構成されるグループの総称で、職員数は3,000名余にのぼるそうです。医療、介護、福祉を中心に大変に立派な経営、運営をされており、これからも大きな地域貢献をして頂きたいと切に願うものでもあります。

さて、看護大学が新設されるに当たり、見附市立病院が看護師を確保したい状況にあることは議員各位も市民の皆様も十分に理解されていることと思われますが、寄付をするという行為は、本来、見返りを求めるものではありません。

看護大学生の就職先に関して、新潟県内の私立の看護大学である新潟青陵大学(定員85名)と新潟医療福祉大学(定員80名)、このふたつの大学の就職先を見ると、県外の病院が相当数に上るのが実情であります。

また、医療法人崇徳会の現在の奨学金制度では、奨学金は月額6万円であり、入学した月から卒業する月まで奨学金を貸与され、勤務期間3年で貸与額の全額を返還免除されます。

4年制の看護大学が開設された際には、この奨学金がどうなるのかは分かりませんが、いずれにしても見附市立病院に勤務して頂きたいと強く願うのは当然ですが、現実的にはなかなか卒業生においで頂くことは難しいのではないでしょうか。

長岡市に隣接する小千谷市でも1500万円の寄付をされる見込みのようですが、小千谷市には、先ほどご紹介した社会福祉法人長岡福祉協会が経営する小千谷さくら病院や特別養護老人ホームおぢやさくらをはじめ市内に4つの施設があり、見附市とは違って、田宮病院さんとは密接な関係があります。

財政を比較してみますと、小千谷市の平成27年度の歳入は174億円、歳出165億円、見附市の歳入は171億円、歳出は163億円とほぼ同じくらいですが、財政力指数は小千谷市の0.54に対して見附市は0.52、将来負担率は小千谷市の56.9に対して見附市は71.2と、小千谷市が内容的にやや上回っていることが分かります。経常収支比率を比べてみると小千谷市の83.1に対して見附市94.7で、10ポイント以上の大きな差があり、小千谷市の財政の弾力性が大きいことが分かります。

見附市から新潟県内の私立大学への過去の寄付の実績を見ると、平成5年に柏崎市の新潟工科大学へ500万円、平成4年から平成7年までの4年間に、加茂市の新潟経営大学へ590万円の寄付がなされておりますが、各位もご承知の通り、ここ20年ほど消費者物価指数に大きな変動はありません。

また1世帯あたりの平均所得の推移をみてみますと、今年の6月に発表された厚生労働省 国民生活基礎調査の概況によれば、平成6年の1世帯あたりの平均所得は664万2千円ですが、平成27年の1世帯あたりの平均所得は545万8千円であり、1世帯あたり118万4千円、120万円近く減少しております。率にして82.3%、約2割近く減っているのがお分かりになると思います。実感として、生活が苦しくなったというご家庭が多いのではないでしょうか。

確かに大学建設のための原材料や建設費が上がっているかもしれませんが、田宮病院さんの圧倒的な企業グループの規模、そして企業グループとしてのダントツの実力を見た場合、見附市の財政規模、財政力、過去の寄付の実績と照らし合わせてみた場合、果たして1500万円が妥当かどうかの判断になると思われます。

私たちは、1500万円ではなく、過去の実績に準じて500万円程度が妥当であり、もし財政的に余裕があるのであれば、1500万円のうちの1000万円は見附市の奨学金基金に繰り入れるべきだと考えます。今年度の奨学金募集要項を見ると、月額3万円で5人程度とあり、いつのまにか昔のレベルに後退してしまいましたが、基金の財源を増やして奨学金の月額や募集人数を増やす、あるいは返還免除の内容を手厚くすることが、市民の皆様が望んでいることではないでしょうか。身の丈に合った寄付をしてこそ、市民の皆様のご理解を得られるものと考えます。

今回の寄付を見附市民の皆様の目線から見たらどうでしょうか。市長、副市長、職員の皆様、議員各位がポケットマネーで寄付されるのであれば大いに結構でありますが、1500万円の寄付を、今年の9月1日現在の世帯数、14,696世帯で割ると、1世帯あたり1020円になります。1世帯あたりの所得が大きく減少している現状において、この金額に納得される市民もいらっしゃるでしょうし、そうではない市民も多いのではないでしょうか。

従いまして、私たちは田宮病院さんのグループの規模と実力、見附市の財政、私立大学への過去の寄付の実績から500万円程度が適切であると判断し、債務負担行為補正として、限度額1500万円が計上されておりますことから、議第68号 見附市一般会計補正予算(第3号)については反対の立場での討論とさせていただきます。

以上です。




すべて読まれた方、お疲れ様でした。

明日も、来週も、再来週も議会は続きます。



悲しみにさよなら   石川さゆり  玉置浩二




9月議会とレッドライン

明後日の8日(金曜日)から9月議会が始まる。

今月は個人的な所用が重なり、かつてないというと大げさだが、かなり慌ただしい一ヶ月になりそうだ。

会期は9月8日から9月25日までの18日間で、9月議会は平成28年度の決算が議題の中心だ。

議員としての4年間の任期まであと1年となった。

現在2期目なので約7年間議員をやらせて頂いたことになる。

見附市議会には、「議員は1年に1回は一般質問をする」という申し合わせがある。

あくまでも申し合わせであり守らなくてもペナルティがあるわけではないが、市民の皆様の声に耳を傾け、自分なりの問題意識を持って情報を集めれば、一般質問の材料はいくらでもある。

市民の皆様から負託を受け、ボランティアではなく議員報酬を頂いている以上は、せめて最低限これくらいは守りたい。



一般質問は議長をのぞく16名中10名の議員が行い、私は抽選の結果、9月12日(火)の3番目。

今回の質問事項は、昨年の9月議会の第2ラウンドという感じで、「小中学校のエアコン設置とアンケート」と「公共施設、インフラの維持管理」について。


昨年の秋に教育委員会が小中学校に対して実施したエアコン(冷房)についてのアンケートを基にいろいろ質問をする予定だ。

見附市の公共施設、インフラの維持管理には将来的に莫大な経費がかかることが公共施設等総合管理計画に書かれていて、市民への周知や今後の方針などを質問したい。



9月定例会の日程

http://www.city.mitsuke.niigata.jp/secure/18804/290901.pdf


市長提出議件

http://www.city.mitsuke.niigata.jp/secure/18804/290901sityougikenn.pdf


一般質問

http://www.city.mitsuke.niigata.jp/16508.htm



ところで、おめでたい話題やうれしい出来事もたくさんあるが、最近気になるニュースといえばダントツで北朝鮮関連の報道だ。

政治家、専門家、評論家、学者などの分析や見通しを聞いても、どなたの見解も当たらずとも遠からずの感が強い。

アメリカのレッドラインの基準はどこにあるのか、そもそもレッドラインなるものがアメリカに本当にあるのかどうか。

しかし、アメリカのレッドラインは存在すると思う。

過去の歴史や国際情勢を見ても、そのラインを越えれば韓国や日本に甚大な被害、損害が生じたとしても、大きな武力行使があると考えるのが自然ではないか。

ホモサピエンスは、私たちが思っているほど進化しているわけではないらしい。

対話や圧力、外交努力で良い方向に向かってくれればいいが、平和憲法を守れ、戦争反対とプラカードや街宣車で訴えたところで、アメリカや北朝鮮には届くまい。

もちろん、アメリカに限らず私たちが暮らす社会には様々な場面でレッドラインがある。

それを踏み越えることがあったとしたら、法律や社会規範により制裁を受け代償を支払うことになる。



マハトマ・ガンジーの有名な言葉がある。

あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。

そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。



徒手空拳、蟷螂の斧であったとしても、ガンジーさんの言葉を胸の奥にしまっておきたい。

U2 - Song For Someone



漂うクラゲは美しいが…

8月に入り初めての更新。

お盆も終わったが、8月11日から昨日までお休みだったという方も、あるいはお盆は仕事だったのでこれから休みを取ろうという方もいらっしゃるだろう。


8月13日は日曜日だったので休んだが、それ以外は朝から会社に来て仕事の状況を見て帰るというのがいつものパターンだ。

13日の夕方、披露宴を来月に控えた娘とムコさんが墓参りに来て夕飯を一緒に食べたのが、唯一、お盆らしい一コマだった。

ムコさんは仕事柄お盆も関係なく、いつも休みがないとぼやくのが趣味?の私もびっくりする程のハードワーカーだ。

一方、息子はというと仕事柄海外に行く機会が多いが、今年も帰省せずお盆の休みを利用して友人が留学しているスイスに行って昨日帰国した。

人生いろいろ、仕事もいろいろ、だ。



昨日、クラゲで有名な山形県鶴岡市の加茂水族館に日帰りでドライブしてきた。

さすがに夏休みだけあって家族連れで混雑していたが、加茂水族館は今回で2回目。

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昨年の秋、仕事関係の総会が山形であり、たまたまその日にトランプとクリントンの開票が行われていた。

大方の予想を裏切りトランプ大統領が決まった日なので今も鮮明に覚えているが、その翌日に初めて加茂水族館でクラゲを見た。

館内は空いていてゆっくり見ることができたが、照明に照らされてふわふわ泳ぐクラゲと、対米関係や国際情勢もふわふわと漂うイメージが重なり、なんとなく落ち着かなかったことを覚えている。



ところで、本日、午後から議員協議会が開催された。

執行部から長岡市の田宮病院(医療法人 崇徳会)が、現在ある長岡看護福祉専門学校(学校法人 悠久崇徳会)を4年制の大学に新設するにあたり、見附市から1500万円の寄付をしたい旨の説明があった。


実は、今年の6月の見附市議会の定例会の最終日、議会閉会後に議場において議長から田宮病院が4年制の看護大学を新設することに対して、見附市議会として大学設立への要望書を提出したいとの説明があった。

ついては、要望書への議員の署名をお願いしたい旨の内容だった。

看護を専門的に学びたい方のためにも4年制の看護大学を長岡市に新設されることは大いに結構だが、寄付金の話もからんでいたため私たち見政会は署名をせずに議場を退席した。


田宮病院をはじめ長岡市内の同病院の系列病院、施設に見附市民の皆様がお世話になっていることは大変ありがたいことだが、見附市が市外の特定の学校に多額の寄付をすることに対して、市民の皆様が納得される明確な理由が思いつかない。

二十年以上前に県内の柏崎市と加茂市にある私立大学2校に対して、見附市がそれぞれ500万円程度の寄付をした実績があるそうだが、ずいぶん昔の話だ。

私たち見政会以外の議員は、議長も含めて13名全員が要望書に署名されたようだ。

1500万円の寄付にも賛同されるかどうか分からないが、看護大学を卒業された看護師が見附市立病院に継続的にお勤め頂けるような裏付けもないとのこと。

長岡市には、長岡赤十字病院、長岡中央総合病院、立川総合病院がそれぞれ看護専門学校をお持ちである。

見附市はこうした看護専門学校にも今後、積極的に寄付等で関与されるおつもりなのだろうか?


合併により広域化した長岡市には、8市、1町、2村、つまり11の市町村が隣接している。

見附市、三条市、燕市、弥彦村、新潟市、出雲崎町、小千谷市、刈羽村、柏崎市、十日町市、魚沼市だ。

現在、長岡市の他に見附市、小千谷市、魚沼市、刈羽村、出雲崎町が支援(寄付)する方向だとか。

地元の長岡市はともかく、寄付をする自治体、寄付をしない自治体の判断基準はどこにあるのか?


6月議会以降、1500万円の寄付に関して多くの市民の皆様にお話をしたが、どなたも首をかしげるばかりだった。

平成30年度の一般会計での予算化に向けて、9月議会で債務負担行為として今年度の一般会計の補正予算に1500万円が上程される。

議員協議会では様々な質問や意見が出されたが、特定の企業を優遇する制度だとして企業設置奨励条例に徹底的に反対され、こういう問題には最もセンシティブなはずの共産党議員団のお二人の議員から一言も発言がなかったのは意外だった。


加茂水族館の水槽に漂うクラゲはなかなか美しいが、骨のないクラゲのような議員だと揶揄されないよう9月議会に臨みたい。


最後になりますが、旧山古志村の村長、長島忠美衆院議員がお亡くなりになった。

中越地震の際に村長としてしっかりと仕事をされ、国会議員になってからもその経験、手腕を十分に発揮された。 

高校の大先輩でもあり、心からご冥福をお祈り致します。



桑名正博   月のあかり



自転車で世界一周した人のお話

今日は7月最後の日、今月は各地で大雨による洪水や土砂災害が発生した。

明日から8月、暑いのは仕方がないが、台風の被害や水の事故がないことを祈りたい。


昨日、ネーブルみつけで開催された「見附市人権講演会」に行ってきた。

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中越地域人権啓発活動ネットワーク協議会、見附市などが主催の講演会で、平成29年度に4回予定されている人権講演会の第一回。

講演会のテーマは「本当の国際理解~自転車世界一周の旅から」、講師は旅行作家・グルメ作家の石田ゆうすけさん。


石田ゆうすけさんのプロフィールを引用すると

和歌山県白浜町出身。高校時代から自転車旅行を始め、20歳の時に日本一周を達成。3年3ヶ月勤めて資金を貯めたあと、自転車世界一周へ。7年半かけて9万5000キロ、87カ国を走り、2002年末に帰国。現在は旅関係以外にもインタビュー記事やグルメ記事を執筆。「行かずに死ねるか!」から始まる「世界9万5000キロ自転車ひとり旅」シリーズ3部作は韓国、台湾、中国でも発売され、累計30万部を超えるヒット作に。


百名以上入れる研修室はほぼ満席で、高齢の方々が多かったが比較的若い方もちらほら。

石田ゆうすけさんの著書は3冊読んだが、本当に面白かった。

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以前、拙ブログでも書かせて頂いたが、4年前の7月下旬、新潟から東京まで、正確には越後湯沢駅から三国峠を越えて東京の新宿区まで自転車で走ったことがある。

若者なら青春の一ページとして微笑ましいエピソードになるんだろう。

しかしながら、いい歳したオヤジが真夏の炎天下、クソ暑いさなか、衰えた体力や熱中症のリスクも顧みず、ある意味で無茶な挑戦をしたのにはいろいろな理由があるが、石田さんの著書に触発された部分も少なからずあったと思う。


講演でのお話も、アラスカから始まり、アメリカ、メキシコ、ペルー、アンデス山脈、ボリビア、パタゴニア、ウシュアイア、ノルウェー、エストニア、ポーランド、スペイン、サハラ砂漠、ブラックアフリカ、タンザニア、ナミブ砂漠、喜望峰、ロンドン、シリア、エジプト、イラン、パキスタン、シルクロード、中国などを経て日本に帰国するまでの世界一周の各地での体験談、現地の大自然や触れ合った人々の写真がプロジェクタで紹介され、著書同様にとても興味深いものだった。


世界ではまだまだ日本人に対する偏見があるが、無知から来ていることも多いため相手を知ることが必要であり、日本のやり方ではなく現地のやり方に従うことで現地の人々に溶け込むことができるそうだ。

また、学校でも講演される機会が多いそうで、子供たちには「真実は100ある、一つじゃない」と伝えるとのこと。

最後に、人権がテーマの講演会らしく、人権とは自分がよりよく生きるための相互理解であり、①固定観念を疑う、②自分の考えを一旦捨てる、③相手の側から考える、そして最も大切なこととして④すべての人に敬意を払うことであるとお話しされた。

実際に異文化に接した時に、あるいは価値観の違う相手に対して、アタマでは理解できても行動に移すことは生易しいことではないと思うが、石田さんの実体験に基づくだけに説得力があった。

関西なまりのお話や飾らない人柄と相まって、飄々と人生を歩んでおられる印象を受けた。

もっと「タフ」な方を想像していたが、そうではなかった。

最近よく聞く言葉、「レジリエンス(回復力)」に優れた方なのだろう。

まだ読んでいない書籍の販売もあったが、残念なことに財布を持っていかなかった。

市の図書館にはないようなので、ネットでポチることになりそうだ。

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この先、自転車で世界一周は多分できそうもないが、日本一周…いや、せめて北海道一周くらいはやってみたいと思った日曜日の午後でした。



Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World




見政会、大雨の中、視察へ

今週の7月3日(月)、4日(火)と会派の視察に行ってきた。

今更申し上げるまでもないが(多分)、私たち見政会は渋谷芳則議員、関三郎議員、押野見浅一議員、それに私の4名だ。

今回の視察先は、石川県七尾市にあるまちづくり会社「株式会社御祓川(みそぎがわ)」、長野県小川村にある「株式会社小川の庄」だ。


7月3日(月)

先週から全国各地で大雨が続き見附市でも大雨への備えも必要なことから延期や中止の可能性も考えたが、7.13水害や新潟福島豪雨を経て遊水池をはじめ洪水対策も進んでいることもあり、また、視察先の災害情報も調べた上で、行けそうだと判断し月曜日早朝、車で市役所を出発した。

北陸自動車道を走行中、時折バケツで流すような激しい降りになる。

緊急メールも走行中の地域の大雨情報を伝えてくる。

パーキングから電話で見附市の状況を確認すると、あちこちで道路が冠水し通行できないとのこと。また、土砂災害警報も発令されたと市の緊急メールが伝えている。

車内でも同僚議員により見附市内の情報収集と対応を携帯電話で頻繁に続けた。


富山県に入ると雨もあがり、石川県に入る頃には青空ものぞくようになった。


石川県七尾市は能登半島の中央部に位置し、平成16年に1市3町が合併し現在の七尾市が誕生した。人口5万4千人、面積は318㎢であり、和倉温泉を中心とした観光や水産業などが盛んである。


七尾市の中心部を流れる御祓川

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株式会社御祓川(みそぎがわ)は民間まちづくり会社で、平成11年に設立された。

建物は元銀行をリノベーションしたものだ。

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株式会社御祓川の詳細はこちらから

http://www.misogigawa.com/



株式会社御祓川ではいくつかのテーマでまちづくりの視察を受け入れているが、私たちの視察テーマは「中心市街地のまちづくり」。

森山社長から七尾マリンシティ構想にはじまる「七尾のまちづくりの系譜」や多岐にわたる具体的な取組についてのお話を伺った。

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元々は、先代社長が1980年代に港を元気にしたいと活動されていたのをご覧になり、まちづくりは面白そうだと興味があったことから金沢市のシンクタンクに入り七尾市と関わったことから現在に至っている。

見附市と同様に、七尾市も少子高齢化が進み、若者が地元を離れて帰ってこないということから、能登留学を始めて若者をインターン制で募集し、7年間で128名の若者が集まり、そのうちの7割は県外からとのこと。

若い人がいないというのは「思い込み」であり、「若者のチャレンジを能登で」と呼びかけ地域や企業の課題を解決したい若者を集めることで、課題はチャレンジすべきビジネスに変わるというお話は力強い説得力がある。


また、人に関する課題が多いのは地方に共通する問題だが、外から連れてくるだけではなく社員を育てることが大事であることや、インターネットで資金調達を行いソフトのインフラで地域の中と外をつなぐ取組も行っている。

「幸福の経済学」(キャロル・グラハム)の著書から、経済的豊かさと幸せ感のギャップを埋めるものとして「住民自治の充実」があり、住民参加は手段ではなく目的であり、課題は住民が自分たちで解決することが重要だとのお話が印象に残った。

その他にも、商店街の新たな後継者のための具体的なアイデアなど、たくさんのヒントを頂いた。

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宿泊は金沢市内のビジネスホテル。

北陸新幹線の開業以来「金沢一人勝ち」などと言われているが、確かに以前よりも外国人観光客が増えたと思う。

娘が4年間金沢に住んでいたので、日帰りも含めて何度も車で来たことがあるが、月曜日にもかかわらず欧米系の旅行者の姿が目立つ。

古い日本を感じさせる歴史が外国の方を惹き付けるのだろうが、日本の色鮮やかな浴衣を着た女性もあちこちで見かけた。

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金沢みたいな歴史も文化もないと嘆いてみても始まらないので、地元の歴史や古い建物などにどのように新しい価値を見いだすのか、そこに気づくのかどうかが、これからのまちづくりの勝敗を分けるのではないか。



7月4日(火)


金沢を出発し、スマホのナビに長野県小川村をセットし、小川の庄を目指した。

小川村は人口2500人、面積58㎢、小川村のHPによれば

長野市と白馬のほぼ中間に位置し、雄大な北アルプス連峰を村内各所で眺めることができ、その景観は、「信州の自然百選(景観選)」・「信州サンセットポイント百選」に選ばれています


小川の庄の詳細はこちらから

http://www.ogawanosho.jp/


今時のスマホナビはほんとによくできていて、カーナビがいらないのではと思う場面も多い。

GoogleMaps、ヤフーカーナビを使い分けているが、遠くに行く際は高速料金も出てくるヤフーカーナビが便利かも。


糸魚川ICでおりて姫川沿いを走るが、水嵩が増して濁流が流れている。

大町市に通じるR148を通るのはずいぶん久しぶりだが、すれ違うのは大型車両ばかりでやたらとトンネルが多く感じる。

ところで、東京糸魚川ファストランという約300キロを走る自転車のイベントがある。

下りでトンネルやスノーシェッドがいくつも続き、こんな国道を走るのは相当怖いと思ったが、現在は長野市から上越市に抜けるルートに変更されたようだ。


小川村に着いたものの小川の庄の場所がよく分からないため、小川村役場で渋谷議員から道順を聞いてもらった。

大変親切に教えて下さったそうで、ありがとうございました。


教えて頂いた道を進むと次第に幅員が狭くなり、山の中の登りが続く。

車が1台通るのがやっとで、ガードレールのないところもあるが、どうやら登り専用の道路のようだ。

ところどころに「あともう少し」などと書かれた案内看板がなければ、不安になって引き返す車もありそうだ。

ようやく「小川の庄」に到着した時には、滝のような雨が降っていた。

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小川の庄で昼食を頂き、長年営業を担当された大西様と権田社長から小川の庄の歴史や現況などのお話を伺った。

権田社長は3代目だそうで、笑顔が爽やかな方だが、正直なところお若い経営者で驚いた。

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地域の高齢者や資源を活かした小川の庄の取組は数年前から存じ上げていたが、国内ばかりではなく高齢化が進む海外からも注目されていて、中国や韓国からの視察も多いそうだ。

全国各地で地域興しのための事業が行われ、高齢者の雇用だけではなく地元の農産物等を活かした特産品により、なんとか観光や物産販売で所得や税収増に繋げたいと試行錯誤が行われ、壁にぶち当たり、活路を見いだせないでいる自治体も多いのではないか。

その中で、小川の庄の「おやき」の成功は特筆すべきものだろう。

社員は八十数名で半分が50~60歳以上、最高齢の方は93歳で「おやき村」の村長さんだとか。

株式会社小川の庄は第三セクターであり、民間と小川村とJAが出資している。

人口3000人を割り込む小川村にあって、年間8億円の売上のある会社の存在は雇用や税収だけではなく、地元の高齢者の皆様が働きがい、やりがい、生きがいを持って生活し、何歳になっても仕事をすることで多くの人と関わり、健康(見附市では健幸)を維持することにも大きな貢献があるはずだ。

また、毎年、新卒を採用し、技術の継承にも努めているとのこと。

工場の機械化やロボット化もできるが、それでは本来の目的や役割がなくなってしまうため、地域の方々から支えられてきた歴史もあり、郷土色の強い食品という特徴を大事にしたいと仰った。

このあたりが、全国のみならず海外からも注目される所以だろう。


大きな囲炉裏があり、ここで焼いたおやきを食べることができる

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二日間の視察を終えあらためて感じることは、二つの会社にしても様々な試行錯誤を続けてこられて現在があり、これからも立ち止まらずに進んでいかれるのだろうということ。

地域の課題にたいしてどのように向き合い、行政や議会は具体的に何をすれば良いのか。

行政や議会は脇役であり、黒子であり、やはり民間が主役として動き出さなければ町は変わらないだろう。

行政が良かれと思った施策が結果として民間の足を引っ張らないように、民間が力を発揮できるように一緒に汗を流すことが必要で、国の補助金を使えば何でもできると、分不相応な「万能感」に陥らないよう注意しなければならない。


最後になりますが、ご多忙の中、大雨で何かとご多用の中、私たち見政会の視察を快く受け入れて下さった株式会社御祓川様、株式会社小川の庄様、ありがとうございました。

株式会社御祓川の森山社長のパワフルさと、株式会社小川の庄の権田社長の爽やかさにも強い印象を受けましたが、これからの市政やまちづくりに活かして参ります。



それから、現在も九州を中心に記録的な豪雨が続いておりますが、被害に遭われた皆様、避難中の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。一刻も早く雨が収まり、関係各位の皆様のご尽力により一日も早い復旧を願っております。



たしかなこと - 小田和正




チカラを抜いてアタマは柔らかく

今週は6月議会のピーク。

火曜日・水曜日に一般質問、木曜日に総務文教委員会、金曜日に産業厚生委員会があった。

来週の6月21日(水)が議会最終日で、今議会は賛否が分かれる議案もなく、今のところ「平穏」に終わりそうではある。


今議会の一般質問で注目したのが、佐野統康議員の「市内小中学校の冷房の設置状況」についての質問と執行部の答弁だ。

小中学校の冷房については、昨年の9月議会で佐野統康議員、共産党の高橋議員、それに私の3議員が取り上げたテーマだ。

http://ohtsubo.blog.fc2.com/blog-date-201609-2.html

見附市内には小学校が8校、中学校が4校、特別支援学校の計13校があり、小中学校の普通教室には冷房設備はない。特別支援学校は冷房が設置されている。


各学校にアンケートを採り、対応を検討するという答弁だったが、アンケートは昨年11月に実施されたそうだ。

アンケートによると小学校からは音楽室、図書室などの特別教室の冷房の設置と校舎の改修、中学校からは特別教室と3階の教室への冷房設置の要望があったとのこと。

市の意向を「斟酌(しんしゃく)」されたかどうかは分からないが、ずいぶん控えめな要望だという印象を受けた。

平成30年度に中学校の3階の普通教室(12室)と小中学校の特別教室に冷房を設置し、暑さ対策としては従来の扇風機、遮光カーテン、植物によるグリーンカーテンで対応するとのことだった。

普通教室で冷房が設置されるのは中学校の3階だけで、中学校の1階、2階の普通教室、小学校の普通教室には設備や光熱費などの維持費もかかるため冷房は設置しないという答弁だった。

また、市長によれば、各学校の実情や自治体の財政も勘案すべきであり、文科省が小中学校の冷房設置率を公表することには問題があり、その旨を文科省に申し入れたとのこと。


昔は教室に冷房なんてなくて、みんながプラスチックの下敷きでパタパタ仰ぐのが常であり、トイレといえば汲み取りだった。

もちろん家庭に冷房などはなく、扇風機やウチワ、蚊取り線香が当たり前の時代に育った。

映画、『ALWAYS 三丁目の夕日』の時代といった方が若い方には分かりやすいかな。

今の時代、自宅に冷房があるかないかなど、聞くだけ野暮な話かもしれない。

前々回の拙ブログで、行政視察で訪れた佐賀県神埼市に関して、「小中学校の冷房設備は平成26年度にはすべて完備しており、近年の温暖化、高温化の中で見附市でも子どもたちの教育環境の改善が求められる」と書いた。

しかしながら、冷房の効いた普通教室で子供たちが勉強することは、見附市では叶わない夢らしい。

私の娘も息子も今は社会人だが、見附市の冷房のない教室で学んだ世代だ。

教室に冷房があるから勉強する、冷房がないから勉強がはかどらない、などと一概に言うつもりはないが、見附市では暑さに負けない心身ともに強い子を育てる、それが「子育てするなら見附」の流儀なのかな。

もしそういうことであるならば、「財政上の理由」などと言わない方が分かりやすい。

イングリッシュガーデンに1億円の予算で、トイレのデザインで高名な東京のデザイン事務所にお願いして立派なカフェを建設し、20億円の予算でウエルネスタウンを絶賛造成中であれば、なおさらのこと。

昨年の9月議会に引き続き、今議会の一般質問で取り上げた佐野統康議員の姿勢には拍手を送りたいが、答弁に対してあっさり引き下がらずに「数字、ファクト、ロジック」に基づき、もっと粘って市長&執行部に食い下がってもよかったのでは。

それから、最後に一つだけ失礼を承知の上で申し上げたいことがあります。

共産党議員団の皆様、もっと「らしさ」を発揮して頂きたい。


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今週の木曜日、午後から見附中学校で毎年恒例の創立記念日の講演会が開催され、同窓会長として毎回お話ししている挨拶をした。

講師は見附市で法律事務所を開いている弁護士の山口祐子さん。

「夢の実現に向かって」という題で、質疑を含めて約1時間の講演をして頂いた。

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弁護士の仕事とは、弁護士になるには、なぜ弁護士になろうと思ったのか、その上で、夢の実現のために今からできることとして、いくつかの具体的なアドバイスをされた。

諦めそうになった時に思い出したい言葉、身の程知らずと落ち込んだ時や厳しい現実に直面し、うまくいかない時にはどう考えればいいのか、など、なるほど、確かにそうだよなあと頷かされた。

最後に、スマホを使うことの危険性や注意すべきことをお話になり、「ここにいる全員が夢を実現できますように願っています」と生徒にエールを送って頂いた。

学校の勉強についても、教科書は早めに1回読んで繰り返す方が頭に入るというアドバイスは、昨年、行政視察で訪れた横浜市の「英語5ラウンド制」と共通する部分が多い。

山口さんのように、早いうちに弁護士という目標を決めて自分で勉学に取り組む学生ばかりではない。

やはり、学校や家庭での教育環境が大切であり、そこを少しでも改善していかないと地域や所得による教育格差は開くばかりではないか。



ところで、最近、自転車に乗る機会は少ないのだが、自転車用の空気入れとエアゲージ(空気圧を測る器具)が車のタイヤにもしっかり使えることが分かった。

下手な車用よりも精度がよく使い勝手がいい。

ご存じの方からしてみると何を今更の話だが、思い込みというか固定観念というか、もっとチカラを抜いてアタマは柔らかくしないといけませんね…

我が家きっての人気者、ジンのように。。。

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くるり-Remember me




明日から6月議会

明日の9日(金)から6月議会が始まります。

日程はこちらをご覧下さい。

http://www.city.mitsuke.niigata.jp/item/9163.htm#ContentPane


6月議会では一般質問を行いません。

自分にはどんな質問が飛んでくるんだろうと期待されていた新しい市の執行部も含めて、もし楽しみにしておられた方がいらっしゃったらごめんなさい。

謹んでお詫びいたします。

今回は8名の議員が6月13日(火)、6月14日(水)の二日間にわたり一般質問を行います。

見附市議会の一般質問で8人という人数は、私の記憶では一番少ないかもしれません。

一般質問では議員の事前の準備、調査の量や質、質問のテーマに対する議員の思いの深さや姿勢が質問の端々に表れます。

しっかり勉強されてきたのか、「やっつけ仕事」なのか、それとも「やっつけ仕事」すらしないのか、実際に議場においでになることは難しくとも、インターネットで録画を見ることができます。

この議員はどんな視点、切り口で施策を捉えているのか、的は外れていないか、市民目線になっているのか、単に自分の意見を一方的に話しているだけなのか、それとも執行部の答弁をきちんと引き出しているのか、市長や執行部から嫌われることを恐れない勇気?があるのか、などなど、良くも悪くも興味を持っていただけたらと思います。

その上で、発言する議員や全く発言しない議員に対して、厳しいご意見、ご批判、時には励ましの声をかけて頂くことが励みになります。

などと偉そうに申す私は、あれもこれもと論点が絞りきれず、結果として時間不足というのがいつものパターンですが…



さて、週一でブログ更新のつもりが、なんのことはない延び延びに。


ある統計によれば、2007年以降に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想されるそうだ。

そうですか、107年、107歳ですか…


古今東西、人はなんのために生きるのか、今をどう生きるのか、これからどう生きるべきかは、宗教や哲学、文学、芸術、医科学などの大きなテーゼとなってきた。

さすがに100歳まで生きられるとは思っていないが、こればかりは誰にも分からない。

親が早く亡くなったから自分も早死にとは限らないし、その逆も同様だ。

今は疎遠だが、以前、親しくお付き合いを頂いた方が、大きな病気をされたと風の便りに聞いた。

5年後、10年後、20年後、30年後、50年後、100年後、どんな世界が訪れ、私たちの住む町は、私たちの子どもや孫はどうなっているんだろう。

「千の風」になる前に、今の若者や子供たち、将来生まれてくる子供たちが今より少しでも住みよい社会を作ること、抽象的だがそれが今を生きるものとしての責任であり、誰も異論はないはずだ。

でも、国内や海外のニュースを見る限りでは、人工知能が進化し社会が大きく変わっても、人間というか人類はそんなに変わらないんだろう。


変わらない人々を、そして自分自身を嘆いてみても始まらないが、仕組や制度をどう変えていけばいいんだろう。

もちろん、変えてはいけないものもあるし、国やどこかの誰かさんが、そのうちなんとかしてくれるなどと思わない方が賢明だ。


さてさて、忙中閑有り、苦中楽有り、死中活有り、壷中天有り、意中人有り、腹中書有り、だ。

日々の出来事に追われても、たまには基本に立ち返ればいい。

安岡師の言葉を久しぶりに胸に刻みたい。


6月議会を前にとりとめもないことを書いていたら、レイ・チャールズのこの名曲が聴きたくなった。

いつ聴いても、何度聞いても、いいものはいい。多分この曲、これからも拙ブログに登場すると思います。


Ray Charles- Let it be




総務文教委員会、熊本、佐賀への巻

今月に入り2回目のブログ更新。


まずは先週の行政視察の報告から。


先週の5月16日(火)~18日(木)の3日間、総務文教委員会の視察で九州の熊本県山鹿市、玉名市、佐賀県の神埼市を訪問した。

3市とも新潟県の皆様にとってあまり馴染みのない町だと思うが、それぞれの町に歴史や文化、産業が受け継がれていた。

おそらくこれから先、二度と訪れる機会はないだろうという「一期一会」の気持ちで訪問した。

尚、今回の行政視察では亀田議員が欠席された。



1日目

見附市役所を朝7時5分に出発、新潟空港から福岡空港へ。

余談だが、全日空を利用すると必ず葉加瀬太郎の「Another Sky」がBGMで流れている。

福岡空港からは貸切バスで移動。

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山鹿市は人口5万3千人、温泉、文化遺産、伝統工芸・芸能、農林生産物などが特徴の町だ。

視察の目的は、「肝いりどん(結婚支援)事業」について。

山鹿市役所で、担当課の皆様から事業の概要を伺う。

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研修資料によると、

事業は平成23年6月から開始。

事業の目的

結婚を望む方々の縁結びや活動の推進を図り、地域で若者を支援する機運を醸成するとともに、定住促進や地域活性化、少子化対策に結びつけていくことを目的とする。

「肝いりどん」とは、出会いを取り持つお世話役の結婚サポーターのことで、現在17名が活動中で、平均年齢65歳とのことだが、写真を拝見すると皆様たいへん若々しい。

独身男女の結婚を総合的にサポートし、定期的な情報発信や相談に応じるなどが仕事だ。また、毎年、婚活セミナー・イベントを実施している。

事業の効果はどうか?

成婚につながったのは平成23年から合計14組、そのうち平成27年が6組、平成28年が4組と、近年非常に成果が上がっているそうだ。今年度も現時点で4組の成婚見込みがあるそうだ。

事業の課題としては次の通り。

1 せっかく登録した男女の中には、積極的でない方や自分の良さをアピールできない方も多い。

2 肝いりどんはほぼボランティアだが、負担も大きく活動状況に個人差が出ていること。

3 行政主体の結婚支援のため、公共性・公益性を求められることへの限界や制約があるため、民間活力を活かす研究が必要である。


見附市でもマリッジサポーターという支援制度があり2名の方が登録している。また、「しあわせみつけパーティ」も実施しているが成婚となるとまだまだ少ないのが現状のようだ。


民間の婚活サービスと違い、行政が支援することの安心感などを見附市でももっと活かすためには、支援する方をもっと増員し、手厚いサポートで総合的にバックアップする必要があるのではないか。

肝いりどんをお願いする方は公募はせずに、年間20人の枠の中で肝いりどんの指名や地域で推薦された方々が選ばれ、信頼の置ける方が選任されている。

また、山鹿市には結婚式場がなく、隣接する熊本市や玉名市で式を挙げられるそうで、その意味では結婚式の経済効果の恩恵がないのはちょっと残念なところだ。


視察の後、市役所の近くにある芝居小屋「八千代座」を見学した。国指定重要文化財で明治43年に建造されたもので、坂東玉三郎の公演が毎年開催されるそうだが、市民のカラオケ大会でも利用されるとか。

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そういえば昔、見附市にも新町の諏訪神社の近くに「かいせい座」という芝居小屋があった。「開成座」だったかどうか、正確な漢字が思い出せないが、子どもの頃に闘犬を見た記憶がある。



2日目

宿泊が熊本市だったため、次の視察の前に熊本城を見学した。

昨年の熊本地震の爪痕は凄まじく、修復工事のため見学者が通行できない区間も多かった。

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修復の完了までどれくらいの時間と費用がかかるのだろうか。一日も早い復旧をお祈りしたい。


玉名市は人口6万7千人、農業、水産業が盛んで、市内にある小天温泉は夏目漱石の「草枕」の舞台とか。

市内を流れる菊池川流域4市町村(玉名市、山鹿市、菊池市、和泉町)が「米作り、二千年にわたる大地の記録」として日本遺産に認定されたそうだ。

ちなみに、2019年のNHK大河ドラマは「いだてん」、玉名市出身の金栗四三(かなくり しそう)氏が主人公で、オリンピックに初参加した男として中村勘九郎が演じる。

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視察の目的は「玉名市文化振興基本計画」について。


玉名市文化振興基本計画は、「文化財保存整備計画」と「文化振興計画」が2つの柱がある。

担当課長から非常に詳細なご説明を頂いた。

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見附市の耳取遺跡を今後どのように保存し、観光も含めた文化振興にどう活かしていくのか。

見附市からは担当課長補佐のH氏も視察に合流し、今後の市の施策に有効に取り入れて頂きたいものだ。

玉名市は見附市とは比較にならないほど多くの文化財があるため、ご苦労も多いようだ。

課題としては、計画を活かしきれていないところもあり、担い手の高齢化と後継者の不足、情報発信の不足などをあげられていた。

昨年の震災でも損害が発生したが、日頃から都道府県とのネットワークや人材育成が必要だということだった。

興味深かったのは、市民アンケートの中で、文化財に興味があるという市民が少なかったこと。

玉名市内、至る所に国や県の文化財がある環境でも、案外市民は関心が薄いものなのかな。

担当課長によると、行政と市民の協働による体制を構築するための行政内部の人材不足も一因であるとのこと。


戦国時代や明治維新あたりだと私も含めて関心が高い人が多いが、縄文、弥生といった古代の文化については、日本の歴史に興味がある市民の中でも関心が分かれる部分かもしれない。

見附市も遺跡、史跡の利活用には知恵の絞りどころだが、無理して予算をつぎ込むよりも、古代の先人に失礼のないように次の世代に繋げていくような施策が必要ではないか。



3日目

神埼市は人口3万1千人、農業に従事する市民の割合が少なく、今回は見学できなかったが市内に吉野ヶ里遺跡がある。

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視察の目的は「小学生の放課後事業について」


担当課から「放課後児童クラブ」と『放課後子ども教室」のお話を伺った。

放課後児童クラブは、平日は放課後から午後6時まで市内8小学校内で実施、土曜日、長期休業期間は午前7時から午後6時まで市内3カ所で実施、対象は小学校1年生から6年生まで。

放課後子ども教室は隔週水曜日、市内全小学校で地域の指導者を迎え様々な体験活動等を実施、週末や長期休業中は地域の公民館等が活用され幼児から中学生まで参加できる。

地域の居場所作りが地域の高齢者の居場所作りとなり、講師の生きがいの場にもなっている。

講師や安全管理員、コーディネーター補助員にも費用弁償が行われている。

神埼市内には3中学校、7小学校があるが、見附市は4中学校、8小学校であり、規模感は同じくらいだ。

子どもの居場所事業は、平成18年の合併以前の平成15年から神埼町で実施しており、子育てに関しての取組は早い。

小中学校の冷房設備は平成26年度にはすべて完備しており、近年の温暖化、高温化の中で見附市でも子どもたちの教育環境の改善が求められる。


視察終了後、神崎町の名物のソーメン懐石を頂き、急いで福岡空港へ向かう。

行きはANA、帰りの便はFDA(フジドリームエアラインズ)だった。

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航空業界についてまったく詳しくないのだが、フジドリームエアラインズはいわゆるLCC(格安航空券)ではなく、静岡市に本社があり「リージョナルエアライン」と呼ばれるそうだ。

北陸自動車道からの車窓

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3日間の視察を終え、見附市役所の駐車場に着いたのが午後5時半、まだまだ日が高い。

日が長くなったと感じる今日この頃だ。


山鹿市、玉名市、神埼市の担当の皆様、たいへんお世話になりました。頓珍漢な質問もしましたが、丁寧にお答え下さりありがとうございました。

最後に、議会事務局のMさん、3年連続の行政視察でご一緒させて頂きました。わざわざ事前に下見をされたのではないかと思うほど、きっちりとコンダクトして頂き、ありがとうございました。


それから、行政視察は「旅行」ではなく、「視察」、すなわち「仕事」です。

団体旅行や気の合うグループの旅行ではなく、あくまでも議員としての見聞を広め、資質を高め、これからの施策に活かすことが本旨であります。

「バカどもが市民の税金を無駄遣いしてる」などのご批判を受けないように、きちんと活かしていきたいと思います。


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さて、昨日の月曜日、午前10時から市議会の臨時会が開かれた。

今回の臨時会は、学校給食センターの入札による工事請負契約の承認がメインだが、最後に議員倫理基準に違反する行為の存否の確認についてが議題に上がった。

見附市議会議員倫理審査会から5月16日付けで議長に対して審査結果が報告された。

審査会は4月19日、4月24日の2回行われ、審査結果については「今回の事例について、本審査会としては、見附市議会議員政治倫理条例第4条第6号及び地方自治法第92条の2の規定に抵触せず、議員倫理基準違反はないとの結論に至りました」となっている。

私たち見政会は「議員倫理基準に違反する行為の存否」つまり、違反があったかなかったか以前に、審査会の進め方に問題があるとして、審査会の結果についての判断を留保し、議会を退席し採決を棄権した。

審査結果については、私たちが退席後、賛成多数で可決された。

本件の経緯をご存じない方も多いと思うので、今度あらためて詳細をご報告したいが、ご参考までに昨日の渋谷代表の討論を掲載する。

かなり長いので、興味のある方だけご覧下さい。




平成29年5月22日 見附市議会 臨時会 
見政会 渋谷代表による討論


この度の議会議第1号に関しまして、見附市議会議員政治倫理条例の第9条では、「議会は、審査会の報告を受けたときは、議員倫理基準に違反する行為の存否を確認しなければならない」としておりますが、私は請求議員として、採決を取るにはまだ審査不十分であると判断致します。

5月16日付けで見附市議会議員倫理審査会の亀田委員長から小泉議長に対して審査結果の報告が行われました。審査報告書によれば、2回の審査会を経て、議員倫理基準違反はないとの結論が出されました。

審査会の結論が尊重されるべきであることは当然ですが、今般の審査会の進め方について、果たして十分な審議が尽くされた上での結論だったのでしょうか。

政治倫理条例第6条の5によれば、「審査会は、対象議員、請求議員その他関係者に対し事情聴取及び資料の提供を要求し、その他審査に必要な調査を行うことができる」としております。

4月24日に開かれた第2回の審査会において、松本英昭氏の逐条地方自治法 第7次改訂版のコピーが資料として配られました。この書籍は、平成24年の地方自治法の改正及び関係法令の改正などを解説したもので、平成25年に出版された専門書です。一体、どういう経緯で、どなたがこの資料を用意されたのかは分かりませんが、事前に資料を詳しく読み込んでいた議員もおられたようです。審査会に資料を持ち込むのであれば、事前に審査会の委員全員にお配りすることが公明正大な審査会の進め方だったのではないでしょうか。

また、当日配られた資料によれば、下請けは請負には含まないと書かれており、このことから今回の事例は問題がないとの発言もありました。審査委員は法曹関係者ではなく、どれほど専門的な知見をお持ちなのか分かりませんが、政治倫理条例には「審査会は専門的知識を有する者に参考人として出席を求め、意見を聴くことができる」と規定されており、見附ニット工業協同組合の下請けにあたるのかどうか、契約内容の確認も含めて客観的な検証が必要だったのではないでしょうか。

さらに、対象議員に対しての事情聴取も反対多数で否決されました。

これは一体どういうことなのか。

前述の政治倫理条例の第6条の5には、「審査会は、対象議員、請求議員その他関係者に対し事情聴取及び資料の提供を要求し、その他審査に必要な調査を行うことができる」とあり、また第6条の8では、「審査会は、対象議員に弁明の機会を与えるものとする」と書かれております。

対象議員は新潟日報社の取材に対して「地場産業を盛り上げるため市とニット組合が協力し、もうけ度外視でやっており、まったく問題ない」とお答えになったという記事が掲載されました。この記事に対して違和感を感じたとの市民の声もお聞きしました。

この度の審査会の論点は、「元請けか下請けか」などと法律論を論じることではなく、ましてや「おくるみ事業の受注にもうけがあるのかないのか」などではありません。

ご自身が社長をされている企業において売上げに占める割合が少ないとはいえ、市の目玉事業である「おくるみ」を今後も継続して受注することに関するお考えや倫理観を、新聞の取材にお答えになったように、議会と市民に対して審査会の場において真摯な姿勢できちんと説明されるべきでありました。

しかしながら、対象議員のお話もお聞きせず、また、弁明の機会も用意することなく、審査会は実質的にはわずか1回の審査で幕を閉じました。

私たちは3月17日に政治倫理条例に基づく審査の請求の中で政治倫理条例の前文を引用致しました。本日もあらためてご紹介します。

「見附市議会が目指す市民参加による開かれた議会づくりは、議員と市民とのゆるぎない相互の信頼関係があって初めて成り立つものである。そのためには、議員は選挙により選ばれた公職者としての高い倫理観と深い見識により、議員倫理基準に基づいた行動と説明責任を果たしてゆくことが必要である。ここに議員と市民との信頼関係を築く基盤として、この条例を制定する」

議員各位もご承知のとおり、政治倫理条例は、大きな不祥事を受けて、渡辺みどり元議員や木原議員を中心に、多くの議論を積み重ねて、平成26年9月24日に制定されました。大学で法律を学ばれ、政治倫理条例に強い思い入れがあるはずの木原議員が審査会の委員に選ばれなかったことも理解に苦しむところです。

この度の審査会が、政治倫理条例の理念に基づき、議員倫理基準に違反する行為の存否をきちんと確認し、市民の皆様にしっかりと説明責任を果たすために十分な審査が尽くされたと言えるでしょうか。残念ながら審査会の進め方は、あまりにも拙速であったと言わざるを得ません。

したがいまして、私たちは本議会での判断を留保させて頂きます。

以上です。



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それにしても、これだけまとめて書くとなかなか疲れます。

葉加瀬太郎の曲は車の中でもよく聞きますが、この人、ライブのトークが最高ですね。


Another Sky  葉加瀬太郎



プロフィール

masayuki ohtsubo

Author:masayuki ohtsubo
大坪 正幸

1958年生まれ。

平成22年秋、見附市議会議員に立候補、無投票で初当選。
平成26年秋、定数を4人オーバーという激戦の中、再選を果たす。
我が町はこれでいいのか、、、
自問自答の日々の中、時には肩の力を抜いて、視点を変えて。

妻と2人暮らし。

平成26年4月、息子はUターンせず見附市の人口が一人減少した。平成29年2月、娘も名字が変わり今秋には人口がさらに一人減る予定。

猫のカール、コテツ、さらには新顔のジンを加えた三銃士が走り回り、猫屋敷になりつつあるとの声も…何匹いてもそれぞれ個性が違うので、やはり犬猫は興味深い。真の愛犬家、愛猫家に悪人はいない(きっぱり)

趣味は、つんどくの読書とめったに乗らない自転車。


略歴

見附中学校、長岡高校
早稲田大学 政治経済学部 卒業

元 見附青年会議所 理事長
元 見附中学校 PTA会長
現 見附商工会 監事
現 (株)みつけタクシー 会長
現 見附青年会議所シニア会会長
現 見附中学校同窓会会長


みなさまの声を代弁します。
市政への要望・不満、行政への質問など、何でもお気軽にどうぞ 。

大坪正幸後援会事務所
〒954-0052 見附市学校町2-6-15  
電 話   0258-62-0376
メール  m-oh@aaa.email.ne.jp 

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